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2008.6.14 焼岳北峰

焼岳の中ノ湯登山口に着いたのは、9時15分。家を出たのは6時過ぎだから、東海北陸自動車道と中部縦貫自動車道様々といったところか。安房峠って近くなったんだなあ。この時間、登山口の向かいの駐車場はすでにいっぱい。もう少し上がったところに停めて、登山口へと向かう。
20080614a登り始めは美濃の山のようなブナの樹林帯で、あまり北アルプスっていう気がしない。時折、解け残った雪があったり、ぬかるんでいるところが多かったりして歩きづらい。1時間半も登ると急に視界が広げ、目の前に焼岳がででーんと現れる。そして右手には、残雪の穂高連峰の姿が。これはやる気にならざるを得ないという素晴らしい眺めである。
20080614bこのあとひょろひょろの白樺の樹林帯を抜けると、ほぼ頂上まで続く雪渓と、より近くなった穂高が見られる。あとは、噴煙を上げる焼岳を仰ぎながら登るだけである。ここからは土は少なくなって火山らしいごろごろとした石と岩の道になる。雪解けの水がながれているが土がないのでぬかるむことはない。高度を上げていくと、登山道は完全に雪の下に隠れてしまう。慣れない雪上登山で、変なところに力が入るせいか腰が痛くなってくる。頂上近くになると雪もなくなり、しばらくして、北峰と南峰との鞍部に到達。ここまでは暑いくらいだったが、ここは風が強く寒い。火口が池になっていて雪と岩山と青い空のコントラストが美しい。
20080614c南峰は立ち入り禁止なので、そのまま北峰へと向かう。道が狭くいかにも滑落したらヤバそうな感じなので慎重に進む。いったん、上高地への分岐に出る。ここは広くて休める場所でほっとするのだが、北峰の頂上はまだこの先。ちょっとした岩登りをしなければたどり着けないのだ。平気なひとには岩登りっていえないレベルのちょろいところなのだが、不慣れなKONKONはびびりまくりである。そうしてたどり着いた。焼岳北峰はまさに360度のパノラマ。遠く白山から、目の前の穂高、足下の上高地まで。来てよかったと思える一瞬である。
帰路は登りと同じ道をたどる。慣れたせいか、あまり苦労もせずに下りてこられた。
参考までにコースタイム。休憩時間は除く。
中ノ湯登山口-(95分)-焼岳が見えたところ-(80分)-焼岳北峰頂上-(60分)-焼岳が見えなくなったところ-(85分)-中ノ湯登山口

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