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八薙玉造「修道女エミリー」

「鉄球姫エミリー第二幕」ということで今度は女子修道院でやりたい放題なのか~っ、と思ったら、意外にも孤独を囲っているような雰囲気。酒池肉林とかいってるわりに、やってることはわりと地味なんだね。口だけだったのか、エミリー。
そんなエミリーのものに護衛騎士が派遣されるんだけど、それがあのノーフォーク公の三男坊グレン。前の巻の暗殺の黒幕だったとささやかれていることに対する予防線であり、かつ、新たにたくらむ暗殺の保険的な役割を割り当てられているらしい描写があるものの、当人はそんなこととは露知らず「憧れの」エミリー王女の会えることを単純に喜んでいるようなお坊ちゃんである。もちろん、エミリー自身もノーフォーク公が暗殺の黒幕だってことを確信してるから、その三男が護衛に来るなんてのはちゃんちゃらおかしいわけで。さて、グレンは首尾よく護衛騎士としてエミリーに仕えることができるのか。
って、筋だけ書くと、ものすごく真っ当、だけどありきたりな歴史小説っぽいよなあ。そうじゃないのは、読んでみればすぐわかるんだけど。

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