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岩田洋季「護くんに番外編で祝福を! 2」

番外編の2冊目は短編が5本。掲載順に、絢子とエレメンツァが3人4脚で護の取り合いをする話、汐音の初恋の話、絢子と母親の話、エレメンツァのジョシコウセイレベルを上げる話、絢子が記憶喪失になる話。こうやって並べてみると絢子の話が多いなあ。表紙は汐音なのに。とはいえ、絢子がいつもどおりなのは1編目だけで、ほかの2編はいつもと違った絢子を見ることができる。汐音の話は、なんつーか、普通の話。この娘も格好が奇抜なだけで、内面的には普通にいい娘さんなんだなあと思わせる作品。エレメンツァはいつもどおりといえばいつもどおりの勘違いっぷりが楽しい作品。しかし、この作品の読みどころはラストシーンだな。これ読んだ後に口絵の扉を見返すとしみじみとしてしまう。同時に笑えてしまうんだけど。

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