坂本康宏「逆境戦隊バツ[X] 1」
ハヤカワJAでありながらアニメイトの本棚に並んでいるような本ってのは、それだけで気になってしまう存在なんだけど、これはその中の一冊。ネタとしては昨今ありがちな、ダメ人間のコンプレックスを延々と垂れ流すような話で、でも、そういう主人公が戦隊モノのヒーローになって戦うというところが少し毛色が変わっているかな。読んでいて退屈しない程度には楽しめるけど、あまり感心しないのも事実。なんか主人公がステロタイプ過ぎるんだよねえ。地の文章もこういうネタを扱うわりには妙に普通っぽいし。変な喩えしちゃうと堺屋太一の近未来小説みたいなイメージ。いや、読んだことないけどさ。ある方面を多少かじったひとが、その方面を知らないひとのためにわかりやすく書いてみました。みたいな。
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