木村航「ぺとぺとさんV」
5巻めの「ぺとぺとさん」は短編集。ちなみに最後の「V」は「ファイブ」ではなく「ぶい」である。
短編集といっても、ほかのいくつかのシリーズのように、長編はシリアスで短編はコミカルみたいな使い分けはしていない。つーか、できない。そもそも長編がシリアスとはいいがたいし。長編のゆるーい日常がいくらかアップテンポになって小さくまとまりました、という感じである。
今回は14編。そのうち4編が赤沢さんがからんでくる話。本編のほうでは、あまり活躍の機会がなくって、きっと作者も不憫に思っていたんだろうなあというのが想像できる。
印象に残ったのが、「歳取りさん」。こういうイベントがあるといいなー。ここしばらくは年越しっていっても特に感慨に耽ることもなくって、ただ頭の中で年が切り替わるだけだもんなあ。
これ余分かも、って思ったのが、「アニ夢化決定!」。アニメ化の記念かなんかで書いたんだろうけど、あとがきで書いてる「はじめてでもだいじょうぶ」、っていうコンセプトからははずれてるよ。
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