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菅浩江「鬼女の都」

京都物を得意としていた同人作家が自殺をする。その作品と京女っぷりに惚れ込んでいた主人公が、彼女を自殺に追い込んだ犯人探しを始める、というような話。ちなみに主人公は女子大生で、ほかのふたりの登場人物とともに同人作家をやっているっていう設定。同人作家を主人公としているというだけでひいちゃう読者もいるかもしれないが、そういう点では心配は要らない。一応、常識を持った普通の人間として描かれている。まあ、そこまではいいとして、問題はこの主人公が思い込みで捜査(?)をすすめちゃうところ。いや、それは違うだろう、なんとかしてくれよ、とか思いつつ読み進めてイライラが溜まってきたところで、探偵役が登場。これでようやく読者の想いと登場人物の言動がシンクロしてきて、胸のつかえがとれた。それからは最後まで楽しく読めたんだけど、こういう読み方って作者の意図どおりなんかなあ。

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