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北森鴻「触身仏」

蓮丈那智フィールドファイルの2巻目。本格民俗学ミステリと銘打っているのだが、本格が民俗学にかかってるのかミステリにかかっているのかがわからない。中身はというと、たしかに民俗学であったりミステリであったりするものの、本質的には、民俗学者、蓮丈那智のクールビューティっぷりと、助手の内藤三國のマゾっ気あふれるトホホっぷりとを楽しむキャラクター小説であるといえよう。この巻では、蓮丈那智の描写にいくらか人間味が出てきて、それが内藤三國の心情の振幅を大きくしているようで面白い。最終話の「御蔭講」で、那智にしかられて学内を彷徨うさまなんてのは、ホントいい味出してる。やっぱり男はトホホ、だよ。
こんなふうなので、ライトノベルの装丁は恥ずかしいけど、キャラクター小説が読みたいなんて向きには最適かもしれない。

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