ポイント還元
最近、ヤマダ電機が売り上げ1兆円とかいう広告を入れてきている。そんなん消費者向けの広告で威張るようなことなのか、というのはさておき、気になるのがその中身である。ヤマダといえば大幅なポイント還元で客を引いているところだが、このポイント分ってのは売り上げに含まれているんだろうか。
実際にお店の側がポイント還元をどのように考えているかは別として、KONKONの考えるポイント還元とは、店が客に無利子で借りることである。しかも、返済は現金ではなく、店側で自由に値付けをできる商品で、借り側に有利な借金である。しかし、有利な点はそれだけではない。いい説明を思いつかないので、例を挙げてみよう。
ある商品を1万円で売って、ポイント10パーセント還元したとすると、店は客に9,000円の商品を売って、1,000円相当の借金をしたということになる。この客が貸したお金を取り立てるためには、買い物をしなければならない。この時、ポイントを使って1,000円の買い物をすればそれでおしまいなのだが、実際には、そんなぴったりの買い物なんか出来ないことが多い。1,000円を超すものを買えば、超えた分にポイントがついてくるし、1,000円以下ならポイントが余る。どちらにしても、店からすれば借りたお金の一部を返さずに済むわけである。さらに、このポイントの還元率っていうのは、店側が決めるものなので、店側がたくさん借りたいなあとか、あまり借金を返したくないなあというときには、ポイント還元率を上げてやればいい。
と、まあ、こんなに有利な借金の仕方を考えたヤツってすごいと思うのだが、やっぱり売り上げにはきっちり入れ込んであるのかな。
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