宮沢周「アンシーズ~刀侠戦姫血風録~」
このコスチュームでアンシーなんていうと、どうしたって「あなたは世界を革命するしかないでしょう」っていうアレを思い出さずにはいられないよ。まあ、狙ってやってるんだろうけど。
話の雰囲気としては「ウテナ」とは全然違って。あ、でも、一応百合っぽいところは似てるのかも。かなりゆがんでいるけど。なにしろ、「抜刀」により刀のかたちをした「男」を抜くと、残った人間の部分は女になってしまうという設定で、その上で百合っぽいことをしてるんだから。そういえば、ビジュアル的には全然違うけど、身体から刀を抜くっていうこと自体がアンシーなんだよなあ。やっぱ、狙ってやってるわ。オマージュってヤツなのか。
設定上の性転換とは別に、きっちりと女装少年を出してきているっていのが、今風だな。「責任」がらみの話には少々鼻白んだけど、基本的には性倒錯バリバリのアクション小説って感じで、おもしろい。どう見ても続編が出そうな終わり方であるものの、一巻モノとしてもよくできてる。
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